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ゴッドファーザーの一番好きなシーンは、と言われれば、上のyoutubeのシーンです。 もちろん、他にも見所はあり過ぎる映画です。例えば、パート3のアンディ・ガルシアの耳を噛むシーンとか。普通は、強い者というのは、意外と落ち着いていますが、キャンキャン騒ぐ割には強い者、という新たなギャング像を見せてくれた気がします。体格も良いし、頭も良いしで。 パート3では、他に、やっぱりラストのアル・パチーノの叫びです。娘が殺されて、大きな口を開けて…最初は声がなかったので、あれ?って思いましたが、その後の叫び…。それを見つめるダイアン・キートンの顔。目頭が熱くなりました。ただ、パート3は、やっぱり最近の映画というか、アメリカンニューシネマが好きな僕としては、画像が綺麗過ぎます。 他にも忘れられないシーンが一杯あり過ぎて、それこそ言い出せばキリがないのですが。 で、上のシーンですが、マイケルが遂にマフィアの世界に入っていってしまう場面です。この直前のシーンも良いんですよね。マイケルが親の仇を討つための計画を提案するのですが、最初はソニー達に大笑いされてしまう。このときのシーンも大好きです。 そして遂に、マイケルが立ち上がるわけですが、レストランでの交渉のシーンです。まずはこの相手方のボスの顔です。典型的なイタリアンマフィアの顔。このいかにもって顔の俳優さん、本当にはまり役ですね。イタリア語で交渉を始めます。そして、予定通り、マイケルがトイレに。隠してあるはずの拳銃がなかなか見つからず、ハラハラドキドキです。そして拳銃を持って席に座ります。 もうマイケルには何も耳に入りません。敵ボスのイタリア語がBGMのように聞こえます。そして電車の音。その電車の音を合図のようにして、あっけなく2人とも殺してしまいます。予定通りです。 店を出て行こうとするとき、慌てて銃を床に落とします。良かった。言われたことを憶えていました。 このシチュエーションといい、効果音といい、カメラワークといい、1分1秒たりとも無駄の無い完璧なシーンだと思います。ゴッドファーザーに限らず、僕が今まで観てきた映画の中でも、この一連のシーンは、一番完璧なシーンだと思っています。
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やっぱりゴッドファーザーという映画は、アメリカン・ニューシネマにおいても外すことはできませんし、未だにギャング映画では、最高峰の映画だと思います。 パート1〜3までを観て、まず思ったのは、このゴッドファーザーという映画は、改めて三男のマイケル・コルレオーネの映画だったんだなっていうことです。 1〜3まで通しで出演しているのは、アル・パチーノしかいないので、当たり前と言えば当たり前ですが。それでも、3まで観てから、改めて1とか2を観てみると、全てマイケルを中心に作られていた、という気がします。マーロン・ブランドもロバート・デ・ニーロも、アル・パチーノのあくまで脇役、といった感じです。 全編を通して、一番印象に残っているのは、パート2のマイケルの目です。あの目は一体何なんでしょうか。ガラス玉というか魚の目というか、およそ人間の血が通っている感情のある目には見えません。あのマイケルの目が見れるだけでも、この映画を観る価値は十分あるような気がします。 マーロン・ブランドやロバート・デ・ニーロやソニー・コルレオーネのギャングのいかにも的な演技より、あのマイケルの目のほうが、ゾクッとします。アル・パチーノという人間の、生まれついてのああいう目、というのももちろんあると思いますが、そういう意味で、マイケルを演じることができるのは、アル・パチーノしかいなかったんだろうなって思います。 上のYouTubeのシーンはかなり好きです。パート2の最初の頃のシーンですが、いきなりあのマイケルの目が全開です。議員がやってきて、ライセンスと引換に賄賂を要求します。ここで、マイケル自信だけでななく、コルレオーネファミリーを非難されます。マフィアですから、当然家族を侮辱するのだけは許せません。 賄賂を要求されて…マイケルが応えます…「あんたにやるお金は………ナッシング。」 このときのマイケルの目、優しそうな高い声、そして微妙に体や顔をゆらゆらと揺らしながら…。この微妙な揺れが大好きです。これこそ、アル・パチーノというよりも、マイケル・コルレオーネなんだなっていうシーンです。
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アメリカン・ニューシネマと言って真っ先に紹介されるのがこれですよね。 原題が「ボニー&クライド」で、邦題が「俺たちに明日はない」です。宇多田ヒカルの曲に「ボニー&クライド」というのがありますが、多分この映画をモチーフにしているのだと思います。邦題のほうは、ポール・ニューマンの「明日に向かって撃て」というのがありますが、それと似ています。被っているのは「明日」だけですが。 「明日に向かって撃て」を先に観ていたので、これは似たようなタイトルで嫌だなって思ったのですが、今では「俺たちに明日はない」のほうが好きです。 愛し合った男女が、銀行強盗を繰り返して、逃げ延びられず、最後には2人とも銃で撃ち殺されます。 この2人は、銀行強盗もし、人も殺し、悪い人間なのですが、2人の純粋な愛に焦点を当てているので、若者から共感を得ているのだと思います。そりゃ、殺される側や銀行からの視点で見たらたまったもんじゃないですが、それ言っちゃうとこの手の映画は全て観れなくなってしまいますから。 このギャング団は途中から5人になります。この配役が凄いです。5人の配役を考えた場合、この映画の右に出るものはないのではないでしょうか。主役の2人は当然良いとして、ジーン・ハックマン(典型的なアメリカ人って感じで僕はあまり好きではないですが)、マイケル・J・ポラード、エステル・パーソンズです。 個人的には、マイケル・J・ポラードが最高です。特に、ボニーとクライドが銀行強盗に行っている最中に、ご丁寧に車を綺麗に路上駐車をしてしまい、逃げるときに苦労するというシーン。何やってんだか…。その後映画館でクライドに怒られて、泣きそうな顔になってます。この映画にはこういうギャグみたいなシーンが散りばめられてます。 あ、あの「ディック・トレイシー」という映画で、ウォーレン・ビーティーがマイケル・J・ポラードを救出するシーンがあるんですよね。この「俺達に明日はない」を知っている人は、目頭が熱くなったのではないでしょうか。エステル・パーソンズも出ています。 ちょっとギャグやり過ぎかな〜とも思ったりします。あとは、ジーン・ハックマンが撃たれて死ぬ間際に言うセリフが、「靴が無い…犬に取られた…」ですからね。それを見届ける4人の唖然とした顔。 コメディー映画に近いかもです。でも、最後に銃弾で撃ち殺させる強烈なシーンもあります。最終的には、悪い者は征伐されるみたいな。ジャンルは決められないですね。 そんな映画ですが、僕が一番印象に残っているのは、ボニーとクライドが、銀行強盗を繰り返し、ずっと追われ続ける生活をしているときの、ある夜のベッドでの2人の会話です。 ボニー「私達、ずっと逃げ回っているだけなの?このまま一生逃げ続けなければいけないの?」 クライド「……(しばらく無言で考えて)………ア、アイ・ラブ・ユー…」 このクライドの「アイ・ラブ・ユー」のセリフは、うわ〜って思いました。逃げ続けないといけないの?と訊かれているのに、愛してるって、答えになってない^^でも、この場合、これ以上のセリフは無いと思います。頭の良いボニーは、この馬鹿なクライドのとんちんかんな答えに苦笑ですよ。でも、そのセリフにボニーは救われるんですよね〜。例えそれが、その場限りの答えであることを知っていても…。
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