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悪い映画であることには違いありません。この映画の影響で、観客が暴動を起こし、実際に連続殺人事件も起きたし、州によっては上映禁止にもなったらしいですから。 79年公開。監督は結構有名なウォルター・ヒル。キャストで有名な俳優はあまりいません。 あらすじ=ニューヨーク・ブロンクス、ある夜開かれたストリート・ギャングの大集会、そこで最強ギャングのボスが射殺される、その容疑をかけられてしまった主人公の「ウォリアーズ」、すべてのギャングに狙われる、逃げるウォリアーズ、あらゆるギャングが待ち構える中を、果たして彼らは自分達の縄張りコニーアイランドまで無事辿り着けるのか…。 見所は次々と登場してくる奇抜なファッションに身を包んだギャングとの喧嘩。中でも圧巻は野球のユニフォームに身を包んだ「ベースボール・フューリーズThe Baseball Furies」。この手のものでこれを超えたキャラクターって28年経った今でもいまだ出てきてないんじゃないでしょうか。 突如現れる「ベースボール・フューリーズ」…逃げる「ウォリアーズ」…ついに公園で…特に、俳優「ジェームズ・レマーJames Remar(ウォリアーズのサブリーダー的な人で低い声が渋い黒いタンクトップの人)」VS「ベースボール・フューリーズのリーダー(黄色っぽい顔の人)」の1対1のシーン…ハラハラドキドキです。 熱狂的ファンがいるらしく「ムービーサイト」もいまだ健在です。 ウォリアーズ・ムービーサイトへのリンク
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このYOUTUBEのシーン…結構見どころで好きな場面です。 リコ「はっきり言ってお前は臭い。ニューヨークじゃ、それはハンディキャップだし、女にはもてないぞ。」 ジョー「お前だってここに来てから下着を換えているところを見たことない。」 リコ「俺は人前で下着を換えたりはしない。」 ジョー「だいたい女とエッチもしたことないようなお前が俺に女のことを偉そうに語るな。」 リコ「うるさい。カウボーイの格好なんかここニューヨークじゃオカマの格好だ。」 ジョー「なにを!じゃあ、ジョン・ウェインもオカマだと言うのか?」 まあ、訳すとだいたいこんな感じなのですが、はっきり言って子供の喧嘩です。 このダスティン・ホフマンの演技は凄いなって思います。興奮してきて痰がからんだような声とか。アル・パチーノやロバート・デ・ニーロレベルの俳優さんならこのくらいの演技はさらりとやっちゃうんでしょうけど。 ジョーにしてはつらいです。薄々感ずいていたことをはっきりと言われてしまうんですから。カウボーイは強い男の象徴として信じてきてたのに、それがニューヨークではオカマの象徴なんですから。皮肉なものです。 ダスティン・ホフマンは、演技に際して如何に自分を汚く見せるか…それに徹しているような気がします。 やっぱり俳優さんっていうのは格好良い人が多いですし、どこかでカメラを意識して、たとえ汚れ役であってもどこかで格好良く見せてしまう、意識してしまう、そんな人が多いような…。 でも、彼の場合には、そこまでしなくても良いのにって思えるくらい汚い自分を曝け出す。 ここまでギラギラした目をしているダスティン・ホフマンは、この映画でしか観れません。あ〜こんな雰囲気のダスティン・ホフマンをもっと観たかったな〜。遅咲きだから…。 P.S. そういえばこの映画、ジョーが最初にリコに騙されて連れて行かれる先の宗教家のオヤジ…良い味出してるんですよね〜。丸顔で禿げてて目がギョロっとしている人。良い映画には必ずこういう良い脇役がいます。ジャック・ニコルソンの「チャイナタウン」の無愛想な中国人の執事のような。
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この映画、最初は受け付けませんでした。2人の演技がオーバーでわざとらしく見えたので。ダスティン・ホフマンの作った声とか。でも、何度も観ているうちにそれも消えました。 まずはオープニングのジョー。新品のカウボーイスタイルに身を包み、決めたところでパッと振り返って鏡に映った自分を見てニヤリ…。 馬鹿ですね〜。愚の骨頂です^^ でも、ニューヨークで一文無しになったときは、鏡に映った自分の情けない顔を見て「どうした、カウボーイ…がんばれ…」と自分を励まします。 もともと気が弱いのでしょう。だから鏡に自分を映して言い聞かせているんだと思います。自分は誰よりもカッコいいんだ…。だから自信を持てと…。 この役を例えば本当に美形のアラン・ドロンとかがやったらイヤミになると思います。図体ばかりでかい木偶の坊的で間抜けな2枚目半のカウボーイ…ジョン・ヴォイトは適役です。 それからこの映画では‘ラジオ’がBGMとかポイントとして効果的に使われています。ジョーが一番大切にして片時も離さない…。リコに出会うまでの唯一の友達です。 今だったら小学生でも見向きもしないようなしょぼいラジオ…。そのラジオによって、ニューヨークが夢のような街だと洗脳され、そして寂しいときにはラジオから流れる人間の声がその寂しさを紛らわせてくれます。 結局そのラジオも質屋に入れてしまいますが…。そういえばこのラジオを質屋に持ち込むシーンで、ピアニストを目指していたというダスティン・ホフマンが音楽の才能をチラッと見せてくれます。粋な計らいですね。 Vol.4へ続く…。
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この映画はとにかく「ダスティン・ホフマン」につきます。 相手役のジョン・ヴォイトや監督のジョン・シュレシンジャーももちろん凄いのでしょうけど、僕にとってはなんてったって「ダスティン・ホフマン」です。 ダスティン・ホフマンはアメリカン・ニューシネマの申し子と呼ばれたりします。 それまでのアメリカ映画っていうのは、ハリウッドの大掛かりで煌びやかなものでした。観ている人達に夢を与えるようなうっとりするものです。 俳優にしたって二枚目で背も高くて…皆の憧れの的です。 そこに出てきたのがダスティン・ホフマンです。とりたて二枚目でもなく背も低い。演技一本でのしあがってきたわけです。 ダスティン・ホフマンがでなかったらアル・パチーノもでなかっただろうと言われたりします。アル・パチーノもやっぱり背が低いですから。 ピアニストを目指したり医学に関心を持ったり教員の仕事に就いたり色々やったみたいですが、ニューヨークのアクターズ・スタジオで演技の勉強をしました。 「卒業」で一躍有名になりましたが、そのとき既に30歳。この真夜中のカーボーイのときで32歳。 このころの俳優さんって皆遅咲きなんですよね。20代でパッと出てきて有名になっちゃうって人はあんまりいません。 アクターズ・スタジオあたりでみっちりと演技の勉強をしてからのしあがってくる…。だから皆凄い演技力を持っているのかなって思います。 Vlol.3へ続く…。
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一番好きな映画は…と言われれば「真夜中のカーボーイ」と応えます。 この映画、何がそんなに良いのでしょう…。多分主役の2人があまりにも馬鹿だからかな。2人ともどうしようもないくらいの馬鹿です。馬鹿すぎて可愛すぎて愛おしくなってきます。 1969年公開でアカデミー作品賞に輝きました。 ストーリー…主人公のカウボーイスタイルのテキサスの田舎者ジョー・バックJoe Buckは一攫千金を夢見てニューヨークにやってくる。その手段はハスラー…。要は、お金持ちの熟女を相手にエッチをしてお金を稼ごうという魂胆。 ニューヨークにやってきてすぐに、小賢しい詐欺師のラッツォEnrico Salvatore "Ratso" Rizzoと出会う。詐欺師なので当然ジョーは騙されてお金を巻き上げられる。 ハスラーとして色々と熟女をナンパするが、当然ながらうまくはいかない。最初こそ希望に満ち溢れていたが、現実を目の当たりにして、お金もなくなり、ホテルも追い出され…。 あるとき詐欺師のラッツォと再会する。怒りよりも寂しさが勝り、ニューヨークでの唯一の知り合いとなってしまったラッツォの家に寝泊りさせてもらうことになる。 家といっても電気も無い廃墟ビルの一室。盗みなどをしながら2人協力してかろうじて生活していく。 ラッツォの夢は暖かいフロリダに行くこと。人生に必要なのは「サンシャインとココナッツミルク」。 ニューヨークに厳しい冬がやってきた。廃墟ビルも取り壊し始め、いよいよ行き場がなくなった2人。ラッツォの肺病の様態もかなり悪い。死にそうだ。 既にホモ相手のハスラーに成り下がったジョーが、お客のホモのオヤジから金を巻き上げて2人でバスでフロリダに向かう…。 トレードマークのカウボーイスタイルを捨てて、アロハシャツに着替える2人。 フロリダに着く直前、バスの中でラッツォは死んでしまう。ラッツォを抱えてフロリダの眩しいサンシャインをバスの中から見つめ続けるジョー…。 Vlol.2へ続く…。
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