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タイトルとデ・ニーロが銃を持っているビデオの表紙を見たときは、‘鹿狩り’の映画だと思いましたが、ベトナム戦争の映画でした。 戦争映画なので、これも賛否両論沸き起こりました。 戦争は、戦争をやりたい人間だけが集まってすればまだ良いと思います(それでも良くはないと思いますが)。でも、戦争をしたくない人間、罪もない人間を巻き込んでしまうのが、良くないと思います。 そして、一番大切なのは‘命’ですが、仮に助かったとしても、心に負った傷は一生消えません。 そこのところを描写している映画として、この「ディア・ハンター」は、僕の心に重く響きました。 ロシアン・ルーレットなど強烈なシーンが話題になることが多く、僕もそのシーンでかなりのショックを受けたのですが、他にも印象的なシーンがあります。その一つが上のYOUTUBEのシーンです。 平和に暮らしていたロシア系移民のマイケル(ロバート・デ・ニーロ)は、仲間と共にある日突然ベトナムに徴兵されます。地獄のような体験をして、命からがらなんとか故郷へ帰ってきます。 友人たちがその帰還パーティーを開いてくれるはずなのに…なんとなく昔のようには溶け込む気になれず、モーテルで一人膝を抱えます。「カヴァティーナ」というしんみりとするギターの曲が流れます。そして窓から見える黒い風景…。 右目を押さえるマイケル…。押さえながらベッドに座り込む…。座り込み…一瞬動きが止まる…。その間…。色々な思い出が脳裏によみがえってくる…。戦争前の仲間との楽しい思い出…。ベトナムでの悪夢のような現実の体験…。生きて故郷に帰ってきたのに…。昔と変わらない風景のはずなのに…。 おお、マイケル…。右目が痛いのか?それとも…心が痛むのか?マイケル…君は戦場で…一体どんな経験をしてきてしまったんだ…? なんとも言えない感情が込み上げてきて、目頭が熱くなるシーンです。 セリフがないのにそれ以上に語る…。こういうロバート・デ・ニーロが僕は好きですし、やっぱりすごい役者です。 生きているだけで幸せなんだ…そう思えてくる映画です。
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