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この映画のもう一つの見所は、サントラ盤です。 映画の出来はいまひとつでしたが、ジャズギタリストのパット・メセニーが製作した音楽は素晴らしいです。映画と切り離しても十分楽しめます。 デヴィッド・ボウイが歌う「THIS IS NOT AMERICA」も良いですし、Vol.1でご紹介した「PSALM121」も良いですが、4曲目「THE FALCON」が一番好きです。 「THE FALCON」試聴 これボーカルの人の名前わからないんですけど…誰なんでしょう。 このサントラ盤、昔カセットテープで持っていて、今は捨てちゃって手元にはないのですが…そのときの解説に言及されてました。確か「神の声」とか言われている人だったような…。 何語なのかわかりません。なんとなくアラブっぽい気がしますがわかりません。 アマゾンの英語のページでは試聴ができます。 アマゾンのThe Falcon And The Snowmanサントラ盤のページ
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映画では、クリスが誰にも相談できず、精神的に追い詰められていく様子が見事に描かれています。 でも、この映画の一番の魅力はストーリーです。ごく普通の青年が、国家を相手取るスパイになってしまう…そこにストーリー性を感じます。しかも事実ですし、2人はまだ服役中でしょう。 映画では、字幕スーパーですし、クリスがスパイ活動を起こすに至る心理がいま一つわかりません。でも「黒幕」を見つけてしまったんだと思います。クリスは確かに祖国を裏切った。でも、本当に悪いのは誰なんだ…。 いつか原作を読みたいです。廃刊らしいですけど。 一方のドールトン・リーですが、彼はメキシコで捕まります。メキシコを国外追放となり役人に訊かれます…「アメリカに帰るか?それともソ連か?」。彼がたった一言答えます…「アメリカ」。 アメリカに帰れば当然牢獄行きです。それでも、生涯をソ連に捧げるよりも祖国アメリカで捕まるほうを選びます。 ここでデヴィッド・ボウイが歌う、切なく叙情的な「This Is Not America」が重なってきます。 ここはアメリカじゃない…メキシコなんだ…。 Vol.5へ続く…。
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ゲーム感覚で始めた‘スパイごっこ’…適当に遊んで適当に終わらせるつもりだった…。 舐めていた…。 相手としているのは敵国ソ連KGB。そのへんのチンピラとはレベルが違う。ソ連側からしたらアメリカのトップシークレットを流してくれる‘おいしい’2人組…逃がす手はない。死ぬまで逃がさない…生涯をソビエト連邦のために仕えてもらおう…。 単なるお遊びだったのに…。そこにつけこむ、汚い取引などは百戦錬磨のソ連の職員。赤子の手をひねるようなもの…。 ソ連との接触を試みたときから…既に勝負はついていたんだよ…。軽い気持ちで始められるようなことではなかったんだよ…。都合よく終わらせることなんてできやしなかったんだよ…。 どんどん深みにはまり…抜け出せなくなる…。誰にも相談できない…。 !?…ソ連の罠はすぐそこまで来ているのか…。同僚…家族…恋人…もう既にばれているのか…。盗聴器はどこだ…。 もう誰も信用できない…。すべてのものが疑わしい…。そしてついに…取引仲間の幼馴染の親友、ドールトン・リーも信用できなくなってしまった………。 〜〜〜 1977年6月、米連邦地方裁判所は、国家反逆罪の罪に問われた24歳のクリストファー・ボイスに懲役40年の刑を、そしてアンドルー・ドールトン・リーに終身刑の判決を言い渡した。 Vol.4へ続く…。
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何不自由のない家庭に育った幼馴染の青年2人…。一体何が彼らを、国家機密を売るという、祖国への裏切り、スパイ活動に駆り立てたのか…。 時は1970年代。東西冷戦の真っ只中…。 1973年、主人公のクリス・ボイス(ティモシー・ハットン)は神学校をやめてしまう。真面目すぎる性格のため、神に仕える、という神聖な職務に就く自分を許せなかったのだろうか…。 彼の趣味は‘鷹’…だから「The Falcon」。大空を自由に力強く飛び廻るファルコンをペットにしている。 一方の教区学校からの幼馴染、ドールトン・リー(ショーン・ペン)。彼はクリスとは対照的に、麻薬の密売などに手を染めているどうしようもない人間。 白い粉ヘロインを売買し、自らも中毒になっている…だから「The Snowman」。 クリスは、神学校をやめたあと、父の紹介で防衛産業の大手TRW社に入社する。資料管理の仕事から国防総省関係の部署に配属され、すべてが最高機密とされているブラック・ボールト(黒い情報密室)に出入が許されるようになる。 そこでCIAの選挙操作などダーティな機密などを目の当たりにする…。国家レベルでの弱い者いじめ…。正義とは…真実とは…クリスは考え始める。 最初はほんの出来心であった…ゲーム感覚…。別にお金などには困っていない。トップ・シークレットを、ドールトンを使い、隣国メキシコの敵国ソ連大使館に持ち込んだ…。 意外にも…ソ連大使館の職員が食いついてきた! Vol.3へ続く…。
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Psalm121 I Lift My Eyes Up(詩編121)です。 映画「The Falcon & The Snowman コードネームはファルコン」の冒頭で流れる賛美歌であり、サントラ盤でも冒頭の曲です。 映画のPsalm121とはメロディーが少し違ってます。声変わりする前の少年にしか出せない声…こういうのを「天使の声」って言うのかなって勝手に思ってます。 「ザ・ファルコン&ザ・スノーマン」という映画、僕は好きなのですが…どうしてこの映画がB級映画のような出来になってしまったのか…とても残念です。 最低でも、以前ご紹介した「ミシシッピー・バーニング」レベルの存在感のある映画になってもおかしくなかったはずだったのに…。 監督は「真夜中のカーボーイ」でアカデミー監督賞を受賞したジョン・シュレシンジャー。 主演は「普通の人々」でアカデミー助演男優賞を授賞した演技派ティモシー・ハットン&ご存知ショーン・ペン。 音楽は一流ジャズ・ギタリストのパット・メセニー&スーパースターのデヴィッド・ボウイの競演で話題になり、主題曲「This is Not America」も大ヒット。 原作はロバート・リンゼイの「スパイ衛生を売れ」。 ソビエト連邦にトップ・シークレットを売った2人のアメリカ人青年の実話を基にしたスリル満点のスパイアクション。 これだけの顔ぶれと話題性に富みながら、どうして安っぽい仕上がりになってしまったのか…残念でなりません。 Vol.2へ続く…。
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